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大人遊び
第27章 choice A 遭遇 side 啓介
ピコン───、
風呂上がり、濡れた髪をタオルでふきながらソファに腰掛けビールを呑んでると携帯がメールの通知を知らせた。
連絡なんて小まめにするタイプでもないくせに、ここんとこは通知音が鳴る度に急いで携帯をチェックする自分がいて・・・まるで学生だ。
心待ちにしていたその連絡がきたのは、あの日から4日後。
「この間はありがとう!おかげ様で元気になりました。仕事が溜まってて連絡遅くなってごめんなさい(>_<)御礼も兼ねて、来週どうですか?」
──携帯の画面を見ながら思わず顔がゆるむ。
もうこの時間なら家帰ってるよな?これを口実に声が聞きたくて、電話を掛けてみた。
数回コールが鳴ったところで、
「もしもし?」
少し驚いたような声で彼女が電話に出る。