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第27章 choice A 遭遇 side 啓介

「今、大丈夫？」

「うん、どうしたの？」

「色々決めるの、電話の方が早いかなって思って。」

「確かにそうだね！」

「・・・本当は、声聞きたかっただけ。」

「・・・///。」

「何か返してよ、恥ずかしくなるじゃん（笑）日程さ、ゆっくりしたいから金曜日はどうかな？」

「うん、大丈夫だよ。どこで待ち合わせする？」

「何時に仕事終わりそう？」

「だぶん19：00迄には終わると思う。」

「じゃぁそっち方面行く予定あるから19：00位に会社の下で待ってるよ。」

「わざわざいいの？ありがとう。」

「どっか行ってみたいお店とかある？」

「う～ん・・・。」

「もし特に無かったら、少し駅移動するけど、おいしい和食の店あってどう？」

「ありがとう。そこに行ってみたいな。」

「了解、予約とっとくわ。・・・もう体調いいの？」

―――もう少しだけ声聞いてたいな。用件は済んだけど、たわいもない話題で会話を引き延ばす。

「うん、あの日は本当に助かったよ。ありがとう。」

「なら良かった。」

「金曜日改めて御礼するね。」

「御礼とかいいから。困った時はお互い様でしょ、下心ありだし（笑）」

「そぉやってわざとふざけるとこ優しいよね。そういえば、風邪移らなかった？」

「全然、ほとんど風邪ひかないんだよね。」

「本当に？心配だったから良かった。」

「俺は大丈夫、文さんこそ、治ったばっかなんだから頑張りすぎてぶり返さないでね。そろそろ寝た方がいいか、じゃぁまた金曜に。」

「うん、おやすみなさい。」

やっと彼女と普通のデートが出来る。