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大人遊び
第33章 choice B あの日の事
「はい。ラテの方が好きって言ってたよね?」
そばのコーヒーチェーンで買ってきてくれたコーヒーを手渡される。
路地裏にある遊具も無いような小さな公園は、人気(ひとけ)もなく静かで、私達はベンチに並んで腰を下ろした。
「ありがとうございます。スミマセン、私の分まで買って頂いて。」
「無理に誘ってるからね、今日…驚をかせてゴメンね?」
「…ビックリしましたよ!!」
「ハハ、だよね。どうにかまた会いたいって思ってたんだけど、急に仕事が忙しくなってさ。で、ようやく落ち着いてきた時に青木さんに飲みに誘われて、文さん来るって知って、即飛びついたよ。」
「それ以前に、私、啓介さんがうちの会社にきてるなんて、全然知らなかった。」
「…俺は知ってたよ。文さんの事。会社で何回か見かけて、キレイな人だなって思ってた。」
「だって、あの時全然そんな事、言わなかったじゃない。」
「そんなん、仕事上で関係あるなんて言ったら、絶対、家きてくれなかったでしょ。」
「たしかにそうかもだけど…。」
「…さっき、関根さんと話してたの聞こえた。同棲してるって本当?」
そばのコーヒーチェーンで買ってきてくれたコーヒーを手渡される。
路地裏にある遊具も無いような小さな公園は、人気(ひとけ)もなく静かで、私達はベンチに並んで腰を下ろした。
「ありがとうございます。スミマセン、私の分まで買って頂いて。」
「無理に誘ってるからね、今日…驚をかせてゴメンね?」
「…ビックリしましたよ!!」
「ハハ、だよね。どうにかまた会いたいって思ってたんだけど、急に仕事が忙しくなってさ。で、ようやく落ち着いてきた時に青木さんに飲みに誘われて、文さん来るって知って、即飛びついたよ。」
「それ以前に、私、啓介さんがうちの会社にきてるなんて、全然知らなかった。」
「…俺は知ってたよ。文さんの事。会社で何回か見かけて、キレイな人だなって思ってた。」
「だって、あの時全然そんな事、言わなかったじゃない。」
「そんなん、仕事上で関係あるなんて言ったら、絶対、家きてくれなかったでしょ。」
「たしかにそうかもだけど…。」
「…さっき、関根さんと話してたの聞こえた。同棲してるって本当?」