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第4章 強行突破 side 啓介

運よく彼女達の隣のカウンターに案内される。
こんなチャンス二度とないと、話しかけようとした時、まさかの言葉が耳に入る。

「えーーー！プロポーズに海外赴任！？うらやましい。」

・・・彼氏いるんだ、そりゃ、いるよなー。一気にテンションが落ちる。話しかける気力もなくし、やけ酒をあおっていると、彼女達の会話は思いもよらぬ方向へ進んで行った。

正攻法で口説きたかったけど・・・他の奴に取られるくらいなら、強行突破するしかねぇか。

だからあの日、行ったんだ。

BAR「Charme」へ。