この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
わがままな氷上の貴公子
第8章  本当の闘い


 でもその時は相手を格好いいと思い、シーズン中に会えなくても淋しくはなかった。食欲だって、オレにしては普通で。
 思っていたほど、好きじゃなかった……?
「あぁっ」
 乳首を舐められ、ギュっと目を瞑る。
 セックスだけじゃない。潤の傍にいると、何故か安心出来た。
「んっ、はぁっ」
 もう一方も指で弄られ、広い背中に腕を回す。
 オレは……。
 本当に潤が好きなんだ……。
 少し前から気付いてはいたが、認めたくなかった。
 それは、“美少年フィギュアスケーターの望月悠斗”に相応しいと思えなかったせい。
 スケートの時以外のオレは、ただの“望月悠斗”なのに……。
 それに気付かせてくれたのも、潤かもしれない。
「あっ」
 秘蕾に触れた指に、体が震えた。
 これから潤を受け入れると思うと、それだけで熱が増していく。
 潤滑剤は使わずに、少しずつ指が挿いってくる。
「んんっ」
 解しながら、段々と奥へ。
 それだけで充分だと思ってしまうほどの、太い指。
「はぁっ……。潤っ……」
 でも、潤自身が欲しかった。
「悠ちゃん……」
「んっ……」
 指を抜かれることにも、反応してしまう。
 すぐに潤の塊が当てられ、またゆっくりと挿いってきた。
「あっ……」
 熱い塊に貫かれ、指先に力が入る。
「あぁっ」
「悠ちゃん……」
 言葉と同時にグラインドが始まり、頭を振った。
 体は疲れ切っているはずなのに、合わせるように腰を動かしてしまう。
「はぁっ、あぁっ」
 全身を突き抜けるような快感。
 それは、塊の大きさだけじゃない。
 付き合っているから、セックスをする。それも、少し違うかもしれない。
 現状では、オレ達は恋人とは言えないから。
 潤は好きだとは言うが、きちんとした告白は受けていない。
 男同士だからとか、世間が認めるかは関係ない。
 オレは、潤からの言葉を待ってる……。
「あんっ」
 性器を握られて扱かれた。
「悠、ちゃん……。ごめんっ、俺、もう……」
 オレが放出するのとほぼ同時に、潤も果てたようだ。
 こいつにしては珍しい……。
 朦朧とする頭の隅で考えていた。
「んっ……」
 萎えたモノを抜くと、潤が添い寝してくる。


/141ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ