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エロ小説を100冊読んでみた
第20章 あいどるな教え子―恋する夏期講習

出発点が美少女アダルトゲームのノベライズというキヤリアのなせるワザなのか、それともよほど独自に男心を研究しているのか。

著者名隠して「男性作家が書いた」と言われたとして「それがどうしたの?」と薄いリアクション返してしまいそうなぐらいフツーに男目線。できるんだなあ……そういうこと。

こりゃ、自分も「男だから女性向けは書けない」なんて言ってらんないですね。

あと、設定として上手いなと思ったのは、彼女たちほぼ全員勉強が嫌いなので、主人公は塾講師としては全く相手にしてもらえていないという所。授業にはまるで興味持って貰えない。

でも、男としては何故だかモテまくる。女の子たちの方から「しよ……」って感じで迫りまくられる。(特に理由は説明されないのですが、女だらけのクラスに男の教師という環境のせいで不自然にも感じない)

これって、このパターンって、いくつか前にご紹介した高岡智空先生の「抜キコキハニトラエステ」もそうでしたよね! あっちの場合はM男向けなので、プレイのときは蔑まれるけど、エステ店の店長としては実力を認められていて争奪戦状態というのでしたが。
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