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エロ小説を100冊読んでみた
第20章 あいどるな教え子―恋する夏期講習

一方では駄目駄目なんだけど、もう一方ではちやほやされるというのは、ギャップによってチヤホヤ感がグッと強調されるというテクニックなのでしょう。

私もハーレムものを書いておりますが、そういう計算はできていなかったなー。今後はやっていこう。

で、ハーレムものの良さってこういうことかもしんないなと思った次第。

つまり、大勢の女性から好意を寄せられてちやほやさている。そんな主人公に自分を同化させてニヤニヤできるのがイイ! エロよりはそこんとこ……つまり「ちやほや感」こそが大事。

一人あたりのエッチはそりゃ薄くなるさ! でも、それを補ってお釣りがくるぐらい、幸福感がある気がします。

とはいえ「抜くこともしたい」というのは人情ですから、そこをどうにか工夫して期待に応えられたら最高のハーレムものになりそうですね。

残念ながら、その方法までは本作では示されていませんでしたが。
それでも、まずはこの域を目指そうという地点を見つけさせてくれた気がします。
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