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エロ小説を100冊読んでみた
第2章 百合グラドル・優衣 禁断ガールズラブ
さて、そういうわけで変則的なキャラクター構成。ピンヒロインものでありながら、エッチに関わる女性は更に三人。ヒロインは総受けですね。
本命の相手である美人マネージャーさん、カメラマンの先輩グラドル、勝ち気なライバルである後輩グラドル。女ばかりなのに性格付けと役どころがしっかり差別化されており頭が混乱することなく把握できました。
ストーリーの構造は、新キャラを順次登場させて物語を展開するタイプです。
複数ヒロインものなら常套手段。しかし、本作はピンヒロインものでありながらそうである所がややこしい……が、まあ同じ理屈ですね。
本筋は「マネージャーさんと最後いったいどうなるの?」で、それで引っ張りながら、絡める形で先輩登場による新たな展開、更に後輩登場でまた新たな展開。最後はもちろんマネージャーさんとの関係がはっきり決着して、その上で全員参加の百合の園! 素晴らしいグランフィナーレ。
それぞれのキャラの設定(マネージャー、カメラマン、後輩)がピタリと収まる最後のオチもスマートで気持ち良く、これはどういう順番で発想していったのかなと考えると、やはり先にオチがあって、そこからキャラ設定→各エピソードという感じだったのだろうか。それとも、たまたまうまく収まっちゃったというパターンか(そういうこともあるもんね)