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エロ小説を100冊読んでみた
第26章 僕と契約して幼なじみ生徒会長に催眠をかけよう!

たとえば、同じ遠野渚先生の一般ラノベ作品『俺の股間がエクスカリバー』の場合がそうだ。

「エロ+突き抜けた突き抜けた下らなさ」がウリでありフックなのだ。

ではどんな場合が、フックとウリを同じに考えてはいけないのか。

それはまさに本書のようなケース。ウリが「お漏らし」というようなニッチな性癖の場合なんだと思います。

この場合、フックを仕掛けておくタイトルが『幼なじみ生徒会長に催眠お漏らし、おしめプレイ!』だった場合、そういう性癖が好きな人は買ってくれるだろうけれども、それ以外は手に取らない。

もし、読んでみたら「案外こういうのもいいじゃない」と新たな性癖に目覚めるかもしれないのというのに!

なので、フックとして「魔法少女まどかマギカ」を使う。

エロラノベは一般官能小説と違ってアキバ系美少女コンテンツとの親和性が高いので、多くのオタクにとって一般教養レベルの認知度を誇るアニメ作品のパロディはフックとして申し分ない。

その点ではこの手のパロディネタが豊富ではない一般官能よりエロラノベの方がやや恵まれているのかもしない。
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