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エロ小説を100冊読んでみた
第31章 熟美人課長・不倫契約書

さて、前説はそれぐらいにして。
内容について。
一遍の長さは原稿用紙換算で100~150枚ぐらい。バラつきがあるので書き下ろしではなく、どこかで一度発表された中編、短編をまとめたものなのかもしれないですね。
私も雑誌のお仕事では短編・中編を書くことがあります。
それとだいたい同じぐらいのボリューム。
で、このボリュームなかなか悩ましいんですよね(笑)
官能小説なんで当然、行為の描写がメインとなり、そこに文章量を割かねばなりません。ですが、そうなってくると割を食うのが、ヒロインと竿役との関係性だとかの非官能部分の説明です。これを最小限にすることを要求される。
また、行為を通して関係性が変化していく、あるいは人間性が変化していくというようなことを盛り込むのもなかなか難しい。
それはつまり短編という形式上の、そして「行為描写に一定量が求められる」官能小説というジャンルならではの二重の量的制約のためです。
本当は、性行為だけではなかなかエロくならないものなんですよね。
関係性の変化も込み込みで人はチンコをおっ勃てる、あるいはマンコを湿らせる。

