この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エロ小説を100冊読んでみた
第33章 いもうと。―SWEET&BITTER

そして2003年。ナポレオン文庫が刷新されて美少女文庫の誕生により、エロラノベは決定的にアキバ系美少女コンテンツの特徴を持つようになります。現在のスタイルが確立されたというか。
一般ライトノベルも盛り上がって来て「ラノベ」という言葉が広く認知されていった。もうこの頃だとラノベという言葉を知らない若者はほとんどいなかったんではないでしょうか。
ここからがエロラノベの「アキバ系美少女」時代の始まりではないかと思います。
その過程では、現在超売れっ子作家である青橋由高先生の果たした役割は外せないものがあるでしょう。
次の時代の流れを作った者がナンバー1となる。うむ。そうか。
そこから10年ほどが経って、また新たな時代の流れを感じるのは、ネット書籍化系のエロラノベレーベルや作家たちの出現と参入です。
さて、どのように新たな歴史が刻まれていくのか……?
自分のことに関して言えば、私は第四世代にあたるわけですが、ネット小説の時代でありながら、ネットからはデビューしていない第三世代型というのが、ちょっと危機感を憶えるような。うわーん! やべくない!?

