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エロ小説を100冊読んでみた
第43章 FTB! ~ふたなりちんぽタッグバトル~
一応、試合に負けると公開凌辱されるというルールはあるし、試合中に射精されられるという屈辱要素もあるのですが、本作ではそれがメインになっていないんですよね。
プロット型で言えば「かたくなな相手が登場」することで始まり「その相手が心を開く」ことで終わるタイプの物語。
二次元ドリームノベルスは「強くて美しい正義のヒロインが登場」することで始まり「ヒロインが理不尽に屈服・敗北する」ことで終わるプロット型がカラーとなっているレーベルです。
なのでレーベルの既存読者が読むと「むむむのむ?」という困惑はあるのだろうな、と。
投稿小説サイトからキャッチアップした作品を既存レーベルから書籍化することで生じるギャップ。
これ、作者に罪はない。編集者がもっと考えてあげるべき問題だと思います。
この作品に限らず、たとえばケータイ小説って必ずしもTLじゃないじゃないですか。なのに、無理矢理TLレーベルで出しちゃうとか、そーいうのと同じで。
できれば、作品のカラーに合ったレーベルを用意するなりして出してあげて欲しい。もちろん、色々と事情はあってなかなか思うようにはいかないのだとは思いますが。
レーベルカラーを抜きにすれば、とても面白い作品でした。
圧巻なのは、まずキャラクターの数とバリエーション。
試合もののフォーマットを活かして、次々と対戦愛の女の子が登場します。
全員ふたなりなわけですが、そのバリエーションが工夫されていて飽きない。
二本ちんぽがあるふたなりだったり、シスターだったり、悪役(ヒール)選手だったり、パワーファイターだったり。あるいは、双子だったり、華麗な技を持っていたり。
ちんぽ攻撃力や耐久力、ちんぽのサイズにバストサイズ、コスチュームと、ありとあらゆる部分を差別化して細かく数字でも表現。