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エロ小説を100冊読んでみた
第43章 FTB! ~ふたなりちんぽタッグバトル~
もうひとつ圧巻なのは、射精時のセリフです。
おそらく、これがこの作品の最大のウリなのではないかと思えるのですが、とにかく射精させられたとたん、それまでどれだけ凛々しく戦っていても、快楽墜ちして惨めにマゾ射精するのを歓喜アクメで叫び散らすという。
しか、それが前述のようにキャラごとのバリエーション豊かに表現されていてとても目に楽しい。
やたらと説明的な絶頂セリフなのもいいですね。
エロゲやエロラノベ、エロ漫画でよく見られるのですが、自分がどんな風に快感を感じているのかをいちいち説明しながらイクという作法――これを最大限に楽しむことができます。
女性向作品でこれやると「リアルじゃない、興ざめ」などと怒られてしまうことも多い気がしますが(男性でも嫌う人は嫌う)、作品がそういう作品であるならばとてもハマるんだなと。
アホみたいにも見えるので、こういう絶頂セリフを書く作者の知能程度はかなり低いのではないかと誤解されがちですが、違うと思います。めちゃくちゃ考えてないとできないんじゃないかな。そう簡単に真似らんない。
短い作品ならばまだしも、総勢20人に迫るキャラクターそれぞれの個性にあった説明的惨め絶頂セリフを考えるのは楽な事ではないはず。
このセリフの部分だけでも何度も読み返して勉強したいなと思いました。
てゆーか、下山田先生、ツイッターでもこの手のセリフを惜しげもなく毎日(日によっては一日に何パターンも^^;)呟いてるから、よっぽど好きだし得意なんだろうな。芸ですね。武器だなあ。