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エロ小説を100冊読んでみた
第7章 ヤブヌマ 侵食されゆく妻の蜜肌
『愛妻日記』のほうでは夫が妻に内緒で間男をけしかけるため、奥さんの心理がどうもよくわかんなかったんですよね。(心理描写自体はどちらの作品もヒロイン視点はないので同じなのに)
で、その分やっぱり迫力が違ってくるのだなあと思いました。
後半のプレイは温泉宿のひと夜での本番四回だけなのですが、一回身体を重ねるごとに、一段階奥さんが堕ちていくというのがキッチリと計算されていて、すごくいやらしい。
嫌がっていたはずのフェラをしてしまう、相手の名を呼びながら絶頂宣言、夫よりもこっちのちんぽのほうがいいと言わされる、ひと夜の約束のはずだったのに、「一回だけ夫に内緒で会う」約束をさせられる……と、濃厚に、そして段階を踏んで貞操を裏切らされていく。
『愛妻日記』のスタイルはスタイルで良いとは思いますが、こちらのスタイルの方が破壊力あるなあと感じさせられました。
ただ、構成が特徴的すぎるので安易に真似るとパクリと言われやすそうですね。その点、オーソドックススタイルだと類似作品があってもそういう謗りは受けにくいだろうな。
ラストでは、食事に誘う夫に対し妻が「その日は他の用事があるから……」と何気なく断り、ヤブヌマとの関係が続いていることを匂わせて終わり。