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エロ小説を100冊読んでみた
第1章 僕には悪魔な師匠がいます
文庫サイズのエロ小説って「読者が物語を読んだ気になれるのには最低限何が必要か」ということを作者が心得ていないとなかなか書くのが難しいと個人的に思っています。
短編や掌編だったら「エロさ」を追求すればいいし、そもそも物語性まで盛り込んだらエロが疎かになってしまう。やるべきことが違うんですよね。
で、文庫サイズでは「エロさ」って追求しなくていーの? というと勿論そうじゃないんですけど、そのボリューム帯でまず求められているのは物語性なのではないかなと。(だって、そうじゃなきゃ文庫本ほどの長さなんて必要ないんだもの)
文庫本サイズで「エロさ」を考える時は多分短編なんかとはアプローチが変わってくるのではないかなー。
そもそもエロラノベ(ジュブナイルポルノ)って、対象読者の年齢の幅が広すぎるんですよね。
オナニー覚えたてぐらいのティーンエイジャーから、風俗にだって行ける40代ぐらいまでがお客様なんですよ。
性的な成熟度がまるで違うお客さんを、エロさで等しく満足させるなんて出きンのです。