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エロ小説を100冊読んでみた
第10章 お嬢様官能小説家 渡戸笑

ところで、和姦レーベルでこういう展開ってけっこう難しいんですよね。
特に二次元ドリーム文庫。

もともとバリバリの凌辱レーベルであるドリームノベルズがあって、それと住み分けする形……創刊当初は違ったかもしれませんが、15年の歳月を経て今ではガチガチの和姦レーベルとなっているのがドリーム文庫。

読後に嫌な気分にならない。胸糞な主人公やヒロインは出てこない。何をさておいても後味の良いエッチを保証する。

二次元ドリーム文庫の愛読者さんはこの点について相当ナイーブだと私は想定しています(現時点で美少女文庫との一番の違いと見ている)。

で、そんな中でマゾ気質のヒロイン

これ間違ってはいない。「されたい女の子」ってエッチですし、「されたくない女の子にエッチしちゃう」のがドリームノベルズ、ドリーム文庫では「されたい女の子とエッチしちゃう」なので読者にもちゃんとM女子を受け入れられるはず。現にマゾヒロインものは一定数発刊されている。

でもでも、Mのエロさって「無理矢理されちゃう」「望まぬプレイに燃え上がる」ってのが本質じゃないですか。
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