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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第2章 変なおじさん

「場内は禁煙、禁酒、アルコールの持ち込み禁止だから、コレ見つかったら即 退場…おわかり?」

「あぁわかったよ……」

大男は完全にしょぼくれている

「今回は厳重注意って事にしておくが‥
コイツは没収だ。預かっておくから帰るときに、また取りにこい…
じゃあ、俺も行くけど…」

ルイスはそれだけ告げるとザドルを手で払う。そして少年の方を振り返り優しく微笑むとそっと手を差し出した。

──‥!っ‥//

少年はあまりのその美しさに息を飲む。
間抜けな会話しか聞いていなかったが…

凄い美形だっ!! 

目鼻立ちが整ってるのにキツさを感じさせないのはきっと瞳のせい‥
青灰色の瞳は時折、陽の光りをキラキラと反射させ、少しくせ毛がかったプラチナブロンドの前髪が一房、強すぎる陽の光りからゆらゆらと優しく守るように凪いでいた…


ルイスは自分を見つめたまま放心している少年の顔を見るなりはっとし、差し出した手を止め慌ててハンカチを取り出すと少年に差し出した…

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