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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


4才になったばかりのマークは必至に学んだ
散りゆく命を少しでも、いや 余す事無く救いたい!

仲の良かった兄弟も一緒に泥だんご作った友達も

みんな、みんな……いなくなった‥






ページをパラパラめくっていると、所々に丸くふやけた染みの跡が残っている‥‥



マークの零した涙の跡だった




思えば村を出て、森をさ迷っている時もこの本に‥マークに救われたようなものだ…


ティムが毒虫に刺されれば、どこからか花を摘んで揉みほぐして塗ってくれたり


ジョンが何か拾い食いしてお腹を壊せば草を煎じて飲ませた

あまりのまずさに、泣きじゃくってはいたが

ストレス性の湿疹でユリアが痒がれば、ラベンダーの花でローションも作ってくれる

飢えを感じればみんなで木の芽を見付けてはマークに食えるか食えないかの判断を仰いだ……


(マーク、さまさま‥だな)


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