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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝

アルは今更ながらマークに感謝した

それに比べて、この“村の宝”はいったい自分達の何を守ってくれるというのだろう‥‥



アルは壁にかけてある“村の宝”を見つめた…


守護すべき村さえも守ってはくれなかった…


長の言葉がなければ棄てていたかもしれない‥幸い、まったく重みを感じないから今まで持ってはいたが‥‥

『宝を持って村を出るのだ

 さすれば、お前達を必ずや守り導いてくれるだろう‥』


長の遺言でもある‥やはり棄てるわけにはいかないだろう















アルはテーブルにそっと本を置いた‥

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