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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝
「な〜んか‥下半身に、違和感を感じたからタオルを取って見たらっ──…
あ、あいつ‥俺のをくわえてやがったんだっチクショーっ!!」
ロイドはそう叫ぶなり、テーブルにバタッと突っ伏した
(おやおや‥余計な事、聞いちまったかねぇ)
エバはできた食事をテーブルに置くと、落ち込むロイドの肩を慰めるようにぽんぽん、とたたいた。
「まぁまぁ……痛いことされなかっただけでも良かったじゃないか」
エバよ…古傷に塩をぬるでない…
慰めようのない言葉を言うエバをロイドはジトッと恨めし気に睨む
「そのお陰でトラウマになったよ…どこに行っても、こいつももしかしたら俺が寝てる間に本性現わすんじゃないかって、気になって気になって…
長さがあれば毛先ぐらいは自分で切れるからいいんだっ…これでっ…」
半ば、やけっぱちにロイドは言った
「まっ、…まぁ、食事も出来てるから早く食べなっ?パンも焼き直したんだよっほらっ」
宥めるエバに促され、ロイドは拗ねながら、しかたなしにパンをかじりはじめる
「……と、ところで さっき聞きたい事があるって言ったじゃないかっ!?
エバは無理矢理、話題を変えた