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第7章 村の宝

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「ああ、そうだ……ちょっとザドルのことで‥」


「‥ザドルのことで？…」

「あぁ…」










その頃ザドルは──

広い庭でちょこちょこと動き回るものに目を奪われていた…



「んﾝﾝ…!? あれは…」


ザドルは目をキラキラさせその物体を見つめた














「ザドルがどうしたんだぃ？」

エバはロイドに尋ね返した。

「エバから見て最近のザドル…どう？」


「………元気だよ・・・
てゆーか、元気になったよ。たぶんね!」


「元気になった？……それならいいんだ‥」


ロイドはパンを食べる手を少し休めた


「なにかあったのかぃ？」

「実は・・・」

ロイドは事のいきさつをエバに話した





「・・・・・・だから、今回の大会はザドルの力がいるんだよ‥犠牲を減らす為にね
ザドルは大会の優勝候補だ、誰もがあいつの強さは認めてるからな‥」