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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


「今は、タダで屋根付き、食事・お風呂・ベット ‥こんな贅沢なことってないよ!」



話してるうちにさっきまでの影のあるアルの表情が、見るまに赤みを帯びて輝き始めた



アルの表情を見てアレンはほっとした

「そうですか‥そういうふうに言って頂くと我々もやり甲斐があります‥ニコッ!」


アルは微笑んだアレンを見てある事を思い出した

「‥そういえば、食事してる時に聞いたんだけど、大会当日は“バトル組”“観光組”に分かれるって聞いたけど‥‥‥」






「えぇ、分かれますよ」

アレンは平然と応えた


「“えぇ”って腹は立たないの? 」


「腹? なんで立つんですか?」


「だって、あんなに受付きて、大会に出る人は半分に減っちゃうのに?

アレン達だって手続きの処理だけですごく大変なはずっ‥
出ないんだったら最初から手続きしなきゃいいのにって思わないの?」


アルは問い詰めたが、アレンは穏やかな表情で教えてくれた






「私達は仕事ですから‥
 それに、観光組で来る方達は皆さんエバの手料理をとても楽しみにしています
そして、彼女もそれを励みに頑張っています……」


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