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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 村の宝


「是非観覧して下さい。もし宜しければ、街も私がご案内致しますよ!

一応、役所の統括を任されてますから、街でも顔が利きます。連れて歩いても損はないでしょう。ねっ」


「──!?」

アレンは優しく微笑んでアルの髪を撫でる。


―――っど、どうしよう!‥なんかすごく恥ずかしい!!

アルは何を意識したのか、瞬間的に顔が真っ赤になってしまった・・・








♪ピロリロリン

*アルは
脈拍数が上がった!
心拍数も上がった!!


アルは恋する少年? にランクUpした !!! *


(こらこらっ)



「おぃ、お前ら…誰が、こんなとこでイイ雰囲気つくれつった‥‥‥」



深みのある艶やかな声に驚き、顔を上げるとそこには褐色の肌に端整な顔立ち。微かに潤んだ漆黒の瞳はまるで…

雄大な砂漠を雄々しく駆け回る、黒い雄馬を思い出させる


広い肩幅に、上半身には計算されつくしたように綺麗に筋肉が付きギリシャ像の彫刻のように美しくそして、背中までの黒髪を無造作に一つにまとめ身体には玉のような汗をかいている。が、暑苦しさを微塵も感じさせない‥

 それどころか荒い息づかいがみょう〜に色っぽい…

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