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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第8章 黒いお馬さん
・
ザドルは慌てて小さな生き物に走り寄り、抱き起こすとパタパタっと土埃を払ってやった。
そして、小さな生き物はザドルの顔をキラキラとした目で食い入るように見つめて吠える‥
「あーーーっ!
くましゃんだぁー!」
「えぁ!?くましゃん?」
小さな生き物は豪快に転んだわりに、まったく泣きもせず超ご機嫌に、一人小躍り(くましゃんダンス)を披露した
「わあ、くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪♪」
「へへっそうかぁ!そんなに嬉しいかぁ!!」
ザドルもたまらなく嬉しくなって、小さな生き物を
ひょいと肩に乗せて自分も踊りだしていた
♪〜
くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪
──ンガォ♪ガォ♪ガォガォガォ〜♪
そしてそのままザドルは楽しさに我を忘れ、ジョンを拉致してしまったのだった──‥
ザバーっと水しぶきが豪快に散っている。
「しかし…もとがあの体格じゃ、どんなに剣で立ち向かっても跳ね返されちまうな…」
夕刻前、西日の射す鍛練所裏の一角にある水浴び場で、ロイドは豪快にバケツで水をかぶりながらアルのことを考えていた‥
ザドルは慌てて小さな生き物に走り寄り、抱き起こすとパタパタっと土埃を払ってやった。
そして、小さな生き物はザドルの顔をキラキラとした目で食い入るように見つめて吠える‥
「あーーーっ!
くましゃんだぁー!」
「えぁ!?くましゃん?」
小さな生き物は豪快に転んだわりに、まったく泣きもせず超ご機嫌に、一人小躍り(くましゃんダンス)を披露した
「わあ、くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪♪」
「へへっそうかぁ!そんなに嬉しいかぁ!!」
ザドルもたまらなく嬉しくなって、小さな生き物を
ひょいと肩に乗せて自分も踊りだしていた
♪〜
くましゃん♪くましゃん♪くましゃん♪
──ンガォ♪ガォ♪ガォガォガォ〜♪
そしてそのままザドルは楽しさに我を忘れ、ジョンを拉致してしまったのだった──‥
ザバーっと水しぶきが豪快に散っている。
「しかし…もとがあの体格じゃ、どんなに剣で立ち向かっても跳ね返されちまうな…」
夕刻前、西日の射す鍛練所裏の一角にある水浴び場で、ロイドは豪快にバケツで水をかぶりながらアルのことを考えていた‥