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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第8章 黒いお馬さん
「あんな細い体…
・・・まさか、な?
もしそうだったらルイスが真っ先に気付くはず…」
ロイドは自分の考えを打ち消すようにまた水をかぶった――――‥が、
…んっ!?
木の生い茂るすき間から、ロイドははっきりと視線を感じ取る。
――‥ぅわぁ、ステキっ!
黒いお馬さんみたぃ!!
視線は痛いが、殺気のないものだっと悟るとロイドは構わず水浴びを続けた。
ほどいた長い黒髪から水滴が滴り艶やかな深みを与える…
ロイドは濡れて、体にまとわりつく長い髪の水滴をきるように振り切ると勢いよくかきあげた。
その姿がオレンジ色に輝く夕陽の逆光を纏い、浮かび上がるシルエットはまさしく臨戦態勢を整えた勇猛な雄馬のようだった。
――はぁ〜やっぱり
・・・・・・・ステキっ!
「───…っ…」
やっぱり熱いな…視線が‥
今日はやたら見られる日だ
なんなんだいったいっ!?
視姦プレイかよっ!!