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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第12章 幼い誓い


ザドルはジョンを抱き上げてマークと手をつなぐ。ティムはみんなのタオルを抱え、並んで歩いた。


自分がいない時は立派なお兄ちゃんだな‥ちょっとお調子者だけど

アルは皆の後ろ姿を微笑まし気に見つめる。

「お前ぇはなんてぇ名前だ?」


「マークっ!」

「そーかそーか!よろしくなっ!!」



そんな会話が聞こえ姿が見えなくなった。



.。o○.。o○


「うぁ〜いい湯だったよ〜。なぁっ、マークっ」

「うんっ!おじちゃんすごいんだよ!?
せっけんでスケートするんだっ!!

ボクにもやらせてって言ったんだけど‥

『大人にならないとやっちゃダメだっ!』

ってさっ! ちぇ」

マークはほっぺを膨らませて口を尖らせた。

「………」
大人になってもやっちゃダメだ‥


ザドルに任せるのが不安に思えたアルだった


ティム達は茹でダコ状態になって戻ってきていた。天然温泉の効能が効いてるせいか、赤い顔がツヤツヤと部屋の明かりを反射している。



美肌にも効果大ってことか‥

二人の卵肌を見てアルは思った。


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