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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 行商の街 リストン
・
『なんだっ宝剣ていうわりには‥シケてんな?…
鞘も錆びだらけだし…これじゃ剣も錆び付いてるかもな…』
柄の部分に杏くらいの大きさの、そこらにいくらでも転がっていそうな石が埋め込まれており、確かに宝剣らしかぬ見栄えをしていた
ジャックはそう言いながら剣を手にしようと柄を持ってみたが――
『くっ!・・・はぁー
なんだこれ・・・
全然っ持てないぞっ!?
ティムっ お前も持ってみろよ』
ジャックが必死で祭壇から剣を取ろうとしている姿をティムは疑った
‘信じられないっ’そうゆー表情で言われるままティムも剣を持ってみる
『うはぁ‥‥
重いよこれオイラにはムリだよ‥‥‥‥』
力を入れ過ぎたせいで掌が痺れて熱くなる
『いや‥これは重いとかそんなモンじゃないっ!
まるで祭壇そのものにくっついてるみたいだ‥』
どんなに二人で力を合わせても、びくともしない‥
不思議な宝剣に魅入る二人‥
そんな二人をきつい獣臭が襲った‥
「‥ねぇ…ジャック‥‥
なんか、臭わない?‥」
先に感づいたのはティムだった
『なんだっ宝剣ていうわりには‥シケてんな?…
鞘も錆びだらけだし…これじゃ剣も錆び付いてるかもな…』
柄の部分に杏くらいの大きさの、そこらにいくらでも転がっていそうな石が埋め込まれており、確かに宝剣らしかぬ見栄えをしていた
ジャックはそう言いながら剣を手にしようと柄を持ってみたが――
『くっ!・・・はぁー
なんだこれ・・・
全然っ持てないぞっ!?
ティムっ お前も持ってみろよ』
ジャックが必死で祭壇から剣を取ろうとしている姿をティムは疑った
‘信じられないっ’そうゆー表情で言われるままティムも剣を持ってみる
『うはぁ‥‥
重いよこれオイラにはムリだよ‥‥‥‥』
力を入れ過ぎたせいで掌が痺れて熱くなる
『いや‥これは重いとかそんなモンじゃないっ!
まるで祭壇そのものにくっついてるみたいだ‥』
どんなに二人で力を合わせても、びくともしない‥
不思議な宝剣に魅入る二人‥
そんな二人をきつい獣臭が襲った‥
「‥ねぇ…ジャック‥‥
なんか、臭わない?‥」
先に感づいたのはティムだった