この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 行商の街 リストン
呻く主はゆっくりと己の目線をジャックからティムに移し、大きな巨体を揺らしながら近づく‥
『ティムっ!逃げろっ!!』
『……っ…』
逃げるっ!?そんなのわかってる! でもムリなんだっ!体が動かない…っ…
ティムの体はとてつもない恐怖と、とんでもない事をしてしまったと言う後悔で声も出せずカチコチになっていた
逃げることの出来ないティムにゆっくりと荒い息使いが近付き生臭さを増していく‥
ティムの側までくると、主は己の強さを誇示するかのように後ろ足で立ち上がり威嚇のポーズをとった――
『ジャックっ!?ティムっ!?居たら返事してっっ!!』
祠の入口の方で声がした
―――アルだっ!
アルの声を聞いて緊張感のとけたティムはとっさに叫んだ!
『アルーーーっ!!』
―グオオオオオーーーッ!!
突然のティムの大声に驚き興奮した主が、けたたましい雄叫びをあげティムを払い飛ばした!!
軽々と岩の壁に打ち付けられ気を失いかけたティムになおも主は近づく‥
ジャックも必死で目線を自分に向けさせようと石を投げるが、もはや今の主にはティムしか目に入らなかった――!
『ティムっ!逃げろっ!!』
『……っ…』
逃げるっ!?そんなのわかってる! でもムリなんだっ!体が動かない…っ…
ティムの体はとてつもない恐怖と、とんでもない事をしてしまったと言う後悔で声も出せずカチコチになっていた
逃げることの出来ないティムにゆっくりと荒い息使いが近付き生臭さを増していく‥
ティムの側までくると、主は己の強さを誇示するかのように後ろ足で立ち上がり威嚇のポーズをとった――
『ジャックっ!?ティムっ!?居たら返事してっっ!!』
祠の入口の方で声がした
―――アルだっ!
アルの声を聞いて緊張感のとけたティムはとっさに叫んだ!
『アルーーーっ!!』
―グオオオオオーーーッ!!
突然のティムの大声に驚き興奮した主が、けたたましい雄叫びをあげティムを払い飛ばした!!
軽々と岩の壁に打ち付けられ気を失いかけたティムになおも主は近づく‥
ジャックも必死で目線を自分に向けさせようと石を投げるが、もはや今の主にはティムしか目に入らなかった――!