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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 行商の街 リストン
・
アルは主を刺激しないように静かな口調で言った
『ジャック……ゆっくりでいいからティムを連れて外に出て……もうすぐ村のみんなが来るから‥』
『でもっアル!?』
『大丈夫だからっ早く!』
正直 大丈夫でなんかなかった 腕の痛みは消えうせたが、体がひんやりと冷たくなってくる‥‥出血の量が多すぎるのだ
やばい...意識が薄れそう...
アルに言われた通りにジャックはティムを担ぎ入口に足を向けると主はそんな二人をゆっくりと目で追った
…クソッ なんて頭のいいヤツ!!!
『お前の相手はこっちよっ!!』
アルは大声で主の気を引き付けると祭壇の方へ走り出し、主はそんなアルに目を奪われ唸り声をあげながらアルの方へ突進した
主の唸り声に驚きジャックが後ろを振り返ると祭壇の上の剣に手を伸ばすアルに主が襲い掛かろうとしていたっ!
『アルーーーーーーっ!!
その剣はムリだーーっ!!』
―グオオオオオ‥
―‥―ギャーーー!!
ジャックの叫びとともに、吠え猛る主の声が悲鳴のような声に変わった――!
『アルっ!?』
アルは主を刺激しないように静かな口調で言った
『ジャック……ゆっくりでいいからティムを連れて外に出て……もうすぐ村のみんなが来るから‥』
『でもっアル!?』
『大丈夫だからっ早く!』
正直 大丈夫でなんかなかった 腕の痛みは消えうせたが、体がひんやりと冷たくなってくる‥‥出血の量が多すぎるのだ
やばい...意識が薄れそう...
アルに言われた通りにジャックはティムを担ぎ入口に足を向けると主はそんな二人をゆっくりと目で追った
…クソッ なんて頭のいいヤツ!!!
『お前の相手はこっちよっ!!』
アルは大声で主の気を引き付けると祭壇の方へ走り出し、主はそんなアルに目を奪われ唸り声をあげながらアルの方へ突進した
主の唸り声に驚きジャックが後ろを振り返ると祭壇の上の剣に手を伸ばすアルに主が襲い掛かろうとしていたっ!
『アルーーーーーーっ!!
その剣はムリだーーっ!!』
―グオオオオオ‥
―‥―ギャーーー!!
ジャックの叫びとともに、吠え猛る主の声が悲鳴のような声に変わった――!
『アルっ!?』