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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第3章 美食の鳩
「あぁ、宿が決まってなかったら泊まるといい…」
「………」
「金は心配することないよ!」
「なんでっ?」
「ぜ〜んぶっ 無料!!」
ルイスは両手を広げておどけてみせた。
「……! タダッ!?」
「そっ! NO、サンキューッ!」
どうしよう ‥すごくいい国に来ちゃったかもしれない…
「…じゃあっ受け付け行かなきゃ!」
「あぁ、行ってきな…」
「‥それじゃ さっき言ってたの教えて…下さいっ! 立冠式やってなくても参加できる方法!」
ニコッと満面の笑みでお願いする少年に、ルイスも負けじとニコッと微笑みで答えた。
「ないっ!!」
「ニコニコニコニコ・・・」
少年は背中の剣に手をかけたっ!
・・・・っ!
…っこんの、
エロおやじっっ!
「ちょっ、ちょっとまったっ!」
ルイスは素早くその場を離れた。
少年は構えたまま地面を踏みしめルイスににじり寄る。
― ジャリ
――――ジャリ
―――――ジャリ
「──だっ…だからちょっと待てって!大丈夫だからっ!」
「何が大丈夫ナンダヨっ!」