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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第17章 ハードボイルドなアルだけど。
・
わざわざ洗濯して持って着たんだ…案外、律義だなロイドって…
ロイドの真面目な部分を垣間見たアルは、あ!っと口を開けていた。
そうだ! 今のうち、いろいろリサーチしておこうっとっ…
「ところでロイドって歳はいくつなの?」
アルは風呂でユリアに聞かれた事を思い出した。
「俺か?25になるが……そう言うお前は?」
「もうじき15になるよ」
「15?……」
アルが言うといきなりロイドはガシッとアルの肩を掴んだのだ。
「なっ、何、突然っ…」
「15にしては骨格が細すぎないか?」
「──…っ…」
やばい…っ
アルはロイドの言葉に少し焦った。
アルの骨格を調べるように、ロイドはアルの全身をじっくり観察している。
「…そ、そんなに見ないでよっ…僕だって、き…気にしてるんだからっ…今までまともな食事をとってなかったから成長が止まったんだ…っ……た、たぶん!」
…よ、よしっ…食事にありついてないのは本当だからいいよねっ?
アルは咄嗟に背を向けて自分にそう言い聞かせる。
ロイドは気まずそうに頭を掻いた。
「……そうだったのか…すまん、悪い事言ったな。
だが骨格を作るのは無理でも筋肉だけは付けろよ?こんな腕じゃ剣を持ってるだけで痺れちまうぞ!」
そう言ってロイドはアルの右腕を掴んだ。
「──!……」
…はっ!?柔らかっ…なんだっこのぷょんとした感触は…っ
ロイドはアルの二の腕の思わぬ感触に目を見開いていた。
わざわざ洗濯して持って着たんだ…案外、律義だなロイドって…
ロイドの真面目な部分を垣間見たアルは、あ!っと口を開けていた。
そうだ! 今のうち、いろいろリサーチしておこうっとっ…
「ところでロイドって歳はいくつなの?」
アルは風呂でユリアに聞かれた事を思い出した。
「俺か?25になるが……そう言うお前は?」
「もうじき15になるよ」
「15?……」
アルが言うといきなりロイドはガシッとアルの肩を掴んだのだ。
「なっ、何、突然っ…」
「15にしては骨格が細すぎないか?」
「──…っ…」
やばい…っ
アルはロイドの言葉に少し焦った。
アルの骨格を調べるように、ロイドはアルの全身をじっくり観察している。
「…そ、そんなに見ないでよっ…僕だって、き…気にしてるんだからっ…今までまともな食事をとってなかったから成長が止まったんだ…っ……た、たぶん!」
…よ、よしっ…食事にありついてないのは本当だからいいよねっ?
アルは咄嗟に背を向けて自分にそう言い聞かせる。
ロイドは気まずそうに頭を掻いた。
「……そうだったのか…すまん、悪い事言ったな。
だが骨格を作るのは無理でも筋肉だけは付けろよ?こんな腕じゃ剣を持ってるだけで痺れちまうぞ!」
そう言ってロイドはアルの右腕を掴んだ。
「──!……」
…はっ!?柔らかっ…なんだっこのぷょんとした感触は…っ
ロイドはアルの二の腕の思わぬ感触に目を見開いていた。