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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 昼下がりの情事


今度は二人して耳まで真っ赤になってしまった

何故なら、腹筋して起き上がったアルと顔をまともに上げたロイドの距離はあまりにも近すぎたのだ


「ごめんっ…///…」

「すまんっ…///…」


二人して真っ赤になったまま、意味もなく謝ってしまった


「わかったっ…俺が横向きゃいいんだよなっ」

そう言ってロイドはそっぽを向き、真正面のアルから顔を背けた。

「あぁ、そうだねっ!ごめんね気を使わせてっ」

妙な雰囲気が漂う中──
再び腹筋を始める


4〜 ハァッ! (ぅッ!?─)

5〜 ハァッ! (なっ──!?)

6〜 ハァッ! (やばっ!!…)


「──っ…///…待てっ!!
やっぱり無理だっ・・・」


ロイドは焦って止めたがそれも仕方がなかった…

今度はアルの荒く熱っぽい息が顔を背けたロイドの首筋にかかってしまうのだ


ロイドの急な制止で腹筋をやめたアルはまだハァハァ荒い呼吸をしている

「そ、そうだね、よくわかんないけど腹筋はもう、いいや ちょっと疲れたから休むよ」

アルはそう言うと外の風通しのいい場所に腰を下ろした

「…はぁー涼しいぃ!」


運動でかいた汗も体の熱も瞬く間に爽やかな風がさらっていく……

アルは思いっきり深呼吸をした。


「ほら飲め。汗かいたら水分補給は絶対だぞ」


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