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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第22章 二章 闘技会開催!


そしてアルはおもむろに自分の剣に手を伸ばすと、鞘から引き抜きじっくり眺めた。


この剣も‥あたし以外の人にはとてつもなく重いと言う…村の大の男達も皆、重すぎて誰一人手にする事が出来なかったと…

あたしにはこんなに軽いのに…正直、あたしにはティムのダガーと同じ位にしか感じない‥‥持ち運びさえ、あたしにしか出来ないなんて‥‥剣が主を選んだ!村の皆がそう言ったっけ‥

「お前‥ほんとに闘う気があるのか?」

後ろからの突然の問い掛けにアルが振り返るとそこには、大会用に正装の真っ白な隊服を着込んだルイスがいた‥‥


ブロンドの髪に真っ白な隊服がとても様になっている。どこから見ても王子様にしか見えない

…見た目はこんなにカッコイイのに‥女たらしだなんて

アルは思ったが口にはあえて出さなかった


「闘う気?ありありだよ髪だって見てっ!邪魔にならないようにしたし‥今朝だって早起きして準備したんだから!!」


ルイスはアルを一瞥すると呆れ顔で言った

「‥‥‥確かに服装は気合い入ってるが‥‥

肝心な武器がぁそれじゃ‥‥‥意味がない

なんだそれは、サビサビもいいとこじゃないか!?」

「‥‥」


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