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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第22章 二章 闘技会開催!


「剣を持ってるって事は、お前も一応、剣士の端くれだろ?武器の手入れを怠ってどうするっ!?
お前が俺の部下でそんな調子なら、即っ懲罰房行きだな!」

「‥だって‥研いでも研いでも錆びが落ちないんだこの剣は普通と違うから‥」

アルは困り顔で言った

「普通と違う?‥‥」


‥何が違うってんだ?どうみても錆びてる以外は普通の剣じゃないかっ──
こいつ俺を馬鹿にしてんのかっ!?
ロイとは“ちゅ〜”するくらい仲良いいってのにっ!俺もナメられたもんだ


ルイスは手を差し出して言った


「‥剣を見せて見ろ!まだ開催まで余裕がある‥俺が研いでやるから‥」


「えっ‥‥いいよ…これでも切れ味は充分だからっ!」


アルは断固として渡さない


…隊長さんに扱える訳ないじゃんっ!
と言いたいがプライドを傷つけてはいけないから言えない……


「…剣を扱う者として俺が許せないっ──剣の刃先は光り輝くもんなんだっ!
さぁよこせっ!ほらっ」

「だ、大丈夫だよっ剣はあまり使わないからっ!
僕は体術専門なんだっ!」

「体術?…」

…成る程…っ…それであの右ストレートの重い威力を持っていたのか


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