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第24章 四章 生き残り合戦！

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「グァァっチキショーっ!」


突然のザドルの呻き声にルイス達も固唾を飲んで目を向けるとザドルの両目瞼から血しぶきが噴き出していた


「ﾁｯ、まずいな…目をやられたようだ…」

ロイドが舌打ちしながら呟く


ザドルは目に入る己の血を拭い去り目を開けようとしたが、びりびりと引き攣るばかりで思うように開かない

「アﾋｬﾋｬｯ なぁザドルっ歴戦の賞金王も今日で終わりだなぁ！ﾋｬﾋｬ
最期に言いたい事があるなら聞いてやるぜ！ ただし誰にも伝えてやんねぇがなぁﾋｬーﾋｬﾋｬﾋｬｯ！ だって伝えたくてもお前にゃ家族いねぇもんなぁ！

お前もやっと家族んとこ行けるぜっアﾋｬﾋｬー!!!!」


ジゼルはｼｭﾝｯｼｭﾝｯ！と音が出るほど素早い速度でザドルの周りを移動するため、ザドルは全く身動きがとれない


「くそっ！ ジゼルのあの笑い方聞いてると虫ずが走る！」

ルイスは大会募集の条件を甘くしたことを今更ながら悔やんだ…


…ザドル……
今ここでザドルに何かあったらティム達がまたショックを受ける―――
どうしよう…
アルが子供達に目を向けると膝の上でグーを握り青ざめた表情で試合を食い入るように見ている‥