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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第3章 美食の鳩

‥くぅ〜
してやられた!!


あまりの悔しさにカウンターに突っ伏す少年に、小柄なお役人は少し同情した。

「してやられましたね?」
少年はブンブンッと首を、おもいっきり縦に振る。
ショックが大きく言葉もでない…


‥前言撤回っ!!優しいなんて思った自分がバカだった………あいつ‥結構、根に持つ奴だ!


「…何か、ルイス殿を怒らすような事でも?」


「……っ」


「…‥したんですね?」


「…ちょっと、
からかっただけ‥だよ‥」


「なるほど……。ルイス殿は借りは必ず返す方です…しかも忘れた頃に。善意、悪意に限らずどちらでも…本人いわく、倍返しがモットーだそうで、あの美しい笑顔にだまされる方も多いようです…………恐い方です…」


少年はガクッと片を落とした…

「納得しました…」

‥笑顔の裏で報復の機会を狙ってたわけだ…
さすが精鋭部隊を率いるだけはあるな?…瞬時に策を練るなんて…っ



「相手が悪かったようですね?今回は、まぁ
勉強をしたと思って、諦めましょう!
仕返ししようなんて考えてはダメですよ!!」

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