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第28章 八章 生き残り合戦！〜ザドル編〜

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必死で開かない目をこすりながらぺっぺっ、と口の中の砂を吐き出すリッパーの……








生まれたままの姿だった




空からヒラヒラと切り刻まれたリッパーの衣服が舞い降りてくる‥




「・・・・」



「…////////」



「・・・ｸｽｯ！」



静かだった場内のあちらこちらから含み笑いが聞こえ始め、とたんに怒涛のような笑いの渦が会場を飲み込む!



勝敗がまだ決まった訳でもいない為に、終了の笛も吹けず困り果てていた審判員にザドルはバケツの水をリッパーの為に用意するよう頼んだ。




ザドルなりの思いやりでもあったのだ


用意されたバケツで目と口を濯ぎ徐々に自分のあらわな姿に目を奪われるリッパー・・



「//////…っ…!?


うああぁぁ……

なんでこんなっ!?

うぎアァァｧｧっ」




リッパーは、はやてのように控室へ走り去っていった……







ピ！

「…っ…リッパー失格！

勝者 ザドルっ 」


審判は戸惑いながらも笛を吹く。



「…皮かぶりだったな」

ロイドがぼそっと呟いた‥


‥リッパー‥‥すまねぇな
今までにない悲惨な姿にさせちまって‥‥‥


ザドルは静かに心で詫びていた…。