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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第4章 ルバール宿舎
「ですから、念のためまた騒ぎが起こらないように、あなただけ個室を用意しておきました。
ゆっくりできると思いますよ〜
他の方々は共同ですから」
「へえ‥それは有り難い」
「ええ、なにぶんルイス殿に──“丁重に”と…‥
浴場も他の方々と
“かちあわない”ように時間をずらしてあります。ただし一番最後になりますけど。その辺は ご了承下さい」
「充分ですっ!ありがとうございますっ」
「いぇいぇ、何分、ルイス殿に “丁重に” と…」 (ニコッ!)
「…わ、かりました」
「お食事の時間と入浴の時間は先程、お渡しした紙に書いてありますので、ほんとに穴〜があくほど読んで確認して下さい!
もし面倒だと怠れば、命取りとなるやもしれません!
お〜わ〜か〜り〜で〜す〜ね〜?」
語尾の言葉の方で、アレンはずずぃっ!とアルにアップで寄りきった。
半分、脅しが掛かっている。
「…はぃ、‥必ず、読みます」
「そうですか。ではこちらがお部屋になります。鍵もお渡ししておきますので‥」