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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第4章 ルバール宿舎

「あと‥もう少ししたら
夕食のお時間になります。バイキングでおかわり自由ですから、 たぁっぷり 頂いてください…(ニコッ!)」


「はい!ありがとうございます」


「え〜‥他に何か聞きたいことは?」


「今は、とくに…」


「そうですか?ではまた何かございましたら私、先程の受付室の2階の部屋に寝泊まりしておりますので、お声をかけていただければ…」


「うん、その時はよろしく頼みますっ!」


「では、ここで失礼致します‥」


アレンは深々と頭を下げて去って行った。

…すごいな、至れり尽くせりってこういう事を言うんだろうな‥
まさしく痒い所に手が届くってやつ…?

何処かしらルンルン気分でドアノブに手をかけるとガチャっと、アルが扉を開ける前に隣の部屋から男が出てくる‥



「──…っ…」

「………」



…一瞬お互いの目が合う…

──だが、無言のまま男は立ち去りアルも静かに部屋に入ると近くのベットに腰掛けた。


「──……っ」

・・・・ちょっとまてっ!?

今のは昼間の“奴”じゃなかったか!?

よりによって隣の部屋かぁ!!

くぅ‥っ全然っ 痒いとこに‥届いてないっ!!

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