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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第32章 十二章 楽しいパレード〜S女の企み〜
優勝者の発表と閉会式の挨拶が終わり、パレード開始の花火が打ち上げられる
街の大通りにはパレード行進のために警備隊が出動し交通整理を行っていた
「アル・・胸当ては大丈夫そう?」
ユリアがこっそり聞いてくる
「ん、さっき医務室で包帯もらったから応急処置したよ、多分大丈夫だと思う」
ユリアは安心してニッコリ笑った
パレードのスタート地点に集まると、きらびやかに飾り付けられた荷馬車が用意されている
‥派手だなぁ
「足は大丈夫そうか?」
アルが呆気に取られているいるとルイスが声をかけてきた
「うん、軽く捻っただけだから・・・ありがとう、心配してくれて・・
ところで、あれに乗るの?」
アルは派手な荷馬車を指差した
「ああ・・・目立つだろ実はザドル専用だ・・
あの巨体が乗れる馬はないからな」
見るとザドルがジョンを肩に乗せ馬車に乗り込んでいる、その後から子供達も続いて乗り込んだ
「あ、いいのっ?
あの子達まで乗っちゃって!?」