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第33章 十三章 ﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙに行こう！〜ｱﾚﾝとﾃﾞｰﾄ!?〜

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「ずるいっ…自分だけっ!?ちょっと待ってて、すぐ準備するからっ！」


アルはまとめてあった荷物から自分の荷物を取り出し急いで自分の部屋に向かった


… あんっお出かけ用の服持ってないっ


あるにはあるが・・・スカートを履く訳にはいかないアルは荷物を引っ掻き回した



… しょうがないとりあえずこのホコリっぽさを何とかしよう


アルは再び下におりて洗面所で顔を洗いタオルを濡らしてバンダナでついてしまった髪の癖を落とした




「アレンっ、もうちょっと待ってて」


二階に戻るついでにアレンに詫びながら階段を上がる。
しきりに階段を行ったり来たりするアルをアレンはニッコリと促す


部屋で服を脱ぎ身体を拭くと‥

‥応急処置した胸当ては…

・・・よし！大丈夫そうだな！



アルは胸当てを確認すると服を着替え鏡の前で髪を整える。‥ふと小さなポーチに目がいった

ポーチを手に取り開けてみる・・・



… この格好で化粧はないよね



アルはポーチをしまい化粧水だけﾊﾟﾀﾊﾟﾀとつけた



… 初めてのデートがこんな姿だなんて



アルは鏡の中の自分の姿にがくっと肩を落とした