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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第33章 十三章 フェスティバルに行こう!〜アレンとデート!?〜


後ろを振り返ると、アレンが何かを二つ手にして嬉しそうにこちらに走ってきていた


‥街案内は口実で自分が遊びたかっただけなんじゃ…


走り慣れないアレンはほんの数㍍の距離で少し息が上がっている。



「はぁ―――ッッ

おいしいんですよコレっ
食べたことあります?

ジェラートっていうんですけど♪ はぃ、お好きな方をどうぞ!」



アレンが差し出したジェラートをアルはありがとうと言って手に取り口にした


「──!…」
冷たくて美味しいっ…



初めて食べる味に思わず笑みがこぼれる!


「どうです?美味しいでしょう」



「うん、甘いのになんだかすっきりしてるっ!」


「チョコミントって種類ですよ!ちなみに私のはレアチーズです」



アルはレアチーズも気になった


「食べてみますか?」


物欲しそうなアルに気付き、アレンは自分のジェラートを差し出す


「えっ!?あ、いいよっ、そんなつもりじゃ…///」

‥しまった、つい


アルは図々しく思われたのでは!?と恥ずかしさが込み上げた



「いいですよ、私もそっちを食べるし」



「えっ?」


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