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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第33章 十三章 フェスティバルに行こう!〜アレンとデート!?〜


自分の男装姿に惚れ惚れして顔を赤らめる。

案外ナルなアルだった──


散々、脱衣所で遊びアルは風呂場から出てくると棚に肘を掛けてポーズを決めた。

「やぁ皆さん。ご機嫌いかがかな?」



アルは最初に目があったユリアにパチッ!とウィンクしてみせた



「‥//アル素敵っ!」


ユリアは、ぽーっとのぼせ上がる


「おっ似合うじゃねぇか!

ますます、お前ぇのファンが増えちまうぜっ!!

ところで、ユリアにドレスを着せてくれ俺ぁ女の服はよくわからん」


「わかったおいでユリア姫」


アルはユリアにかしづき手を取ると奥の部屋へ連れていく。

「なんで、わざわざそっち行くんだ?」


「レディーだからね。むやみやたらに肌は見せられないよ!ねっユリア姫」


ユリアはコクンと頷く


「そうか…俺らにゃ女心はわかんねぇな」


「うん、わかんねぇ」

ティム達はザドルと同じ言葉を返し大きく頷いていた。



「でも‥今のアルの前で着替える方が恥ずかしいわ‥//」


部屋に入ってからユリアが言った

「なんで?」

「だって完全に男のコってよりも男の人って感じだもん‥//」



確かに黒いタキシードを着たアルは少しだけ大人びて見える…


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