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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第36章 十六章 花火に行こう!〜ああ、波瀾万丈〜


湯舟から上がり身体に纏わり付く泡をシャワーで流す・・・潤いたっぷりの肌が勢いよくシャワーの水滴を弾き返した


…よしっ、今日は思いっきり花火を楽しもうっと!


お風呂から上がったアルは化粧水でほてった肌を整える

… 化粧水も残り少ないなまた、マークに作ってもらわなきゃ…


化粧水はマークが植物で作ってくれた無添加物のローションだった


髪を乾かしコームでセットする、毛先を整えてもらったせいか、乾いてもまとまりやすい……鏡でヘアスタイルを見ながら少し長めのモミアゲを耳にかけてみた・・



やばい…っ…女の子っぽい……

アルはその部分をくしゃくしゃっと崩した


服装を整えて鏡を見ているとザドルがドア越しに声をかけてくる


「おぃ、アレンが迎えにきたぞ!」


「あ、すぐ行くからっ!」

アルはもう一度、鏡を眺め部屋を出た




「おや、準備万端ですね!」


玄関口で待っていたアレンが言う


「うん、この間みたいに待たせちゃ悪いと思って
早めにお風呂入って着替えた」


「お風呂上がりですか…
どうりでいい香りが‥」

アレンはそう言うとアルの衿元に近づきクンッ と香りを嗅いだ


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