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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第36章 十六章 花火に行こう!〜ああ、波瀾万丈〜
‥こんな穴場知ってるくらいなら彼女いるよね?
でも、待てよ‥
だったら花火にあたしを誘う訳無いじゃんっ…
期待しても‥
いい‥のかな‥?‥//
『惚れた相手なら女だって伝えりゃいいんだから!』
エバの言葉が脳裏をよぎる
い、言うかっ?…
今、言っちゃうかっ!?…
あ、でもロイドが居たんだっけっ‥//
アレンしか見ていなかったアルはロイドの存在を忘れかけていたようだ
う〜んと考え込むアルの身体が突然ピクリと硬直する
──!!っ…//…な‥に!?
‥えっ‥──
ちょっ‥と!?
何してんのロイド!?
アルは恐る恐るロイドに顔を向けた
見ると潤んだ眼差しでアルを射るように見つめ、後ろで身体を支えていたアルの小さな手に、ロイドの熱を持つ手がしっかりと包み込むように重ね合わされている‥
‥!?っ‥////
アルは慌てて手を引こうとしたがロイドはグッ と重ねた手に力を入れてそれを許さない
ロイドはアルに身体をぴったり寄せると重ねた手の指をゆっくりと絡めてきた
////////…!?
こ、この握り方は──…っ恋人握りっ!?…//