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第36章 十六章 花火に行こう！〜ああ、波瀾万丈〜

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困惑した表情で再びロイドを見ると、ロイドは目をそらすように花火を眺める

隙を伺い再度手を離そうと試みたがロイドは握る手の力を緩めなかった


‥／／／／っ‥
手に汗がっ…




「この仕掛け花火で終わりみたいですね
花火は美しく儚い‥
まるで人の命のようです
美しければ美しいほど薄命‥だからこそ心に名残惜しさを遺すのでしょう…


では、帰りましょうか！」

「あっ、うん!!」


アレンがそう言うと同時にアルの手はロイドがらやっと開放された

一人で満足そうに地面から腰を上げるアレンに続きアル達も腰を上げお尻についた草を払う



街に近づくと家路を急ぐ人波で街中は余計に混雑していた


「やっぱり混んでますねぇ
アル、はぐれないようにして下さいね！」



「あ、うんっ」

・・・って えっ…///!?


アレンはごく自然にアルの手を握ってきた


／／／っ‥

‥‥アレン‥‥‥//‥



「――どぁっ!?
‥ロイドっ!?」



顔を赤らめてアレンを見つめるアルの腕を、ロイドは急に掴み強引に引き寄せるっ!