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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第36章 十六章 花火に行こう!〜ああ、波瀾万丈〜
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「…っ…ど、うしたんですかロイドっ」
ロイドの鋭い顔つきにアレンはたじろいだ
「アレン、お前は反対方向だろ。
アルは俺が送って行くからお前はここから帰っていいぞ!こいつを送れば遠回りになるだろ?」
「えぇ、でも、しかしっ…
誘った以上はやはりご自宅まで…
―――‥っ…
わ、かりました…では、お願いします…」
剣のある眼差しがアレンを突く──
ロイドは無言でアレンを威圧していた。
「あぁ、お前も気をつけて帰れよ‥じゃあな」
ロイドはそう言うと再びアルの手を握り人混みの中に紛れ込む
アレンはそんな二人の背中に釈然としながら手を振った
「ロ、ロイドっ大丈夫だよ!
手を握らなくても大丈夫だからっ…」
アルの言葉に歩く足をピタリと止めて振り返る
「―――…はぐれたら……探すのが面倒だ」
──…っ
「…は、ぐれても一人で帰れるよ…大通りに沿ってまっすぐの道だし…っ」
「………」
…っ…またそんな目で見るっ
ロイドは一言多いアルをジッと見つめ返す
そして再び握る手を絡めて歩き出した
ほんとは抱きしめたいのだって我慢してんだ!
手ぐらい握らせろよ!
そう言いたいのは山々だが今、言う訳にはいかない…
「…っ…ど、うしたんですかロイドっ」
ロイドの鋭い顔つきにアレンはたじろいだ
「アレン、お前は反対方向だろ。
アルは俺が送って行くからお前はここから帰っていいぞ!こいつを送れば遠回りになるだろ?」
「えぇ、でも、しかしっ…
誘った以上はやはりご自宅まで…
―――‥っ…
わ、かりました…では、お願いします…」
剣のある眼差しがアレンを突く──
ロイドは無言でアレンを威圧していた。
「あぁ、お前も気をつけて帰れよ‥じゃあな」
ロイドはそう言うと再びアルの手を握り人混みの中に紛れ込む
アレンはそんな二人の背中に釈然としながら手を振った
「ロ、ロイドっ大丈夫だよ!
手を握らなくても大丈夫だからっ…」
アルの言葉に歩く足をピタリと止めて振り返る
「―――…はぐれたら……探すのが面倒だ」
──…っ
「…は、ぐれても一人で帰れるよ…大通りに沿ってまっすぐの道だし…っ」
「………」
…っ…またそんな目で見るっ
ロイドは一言多いアルをジッと見つめ返す
そして再び握る手を絡めて歩き出した
ほんとは抱きしめたいのだって我慢してんだ!
手ぐらい握らせろよ!
そう言いたいのは山々だが今、言う訳にはいかない…