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第36章 十六章 花火に行こう！〜ああ、波瀾万丈〜

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ロイドはムキになって言った


「そ、そりゃそーだっ!!──ハハッ…いや、ちょっとあれから様子が変だからもしかして初ちゅう僕が奪っちゃたのかなぁ〜なんて…っ…」


アルがへらへらしながら言うと、途端にロイドの顔が真顔になり再び沈黙が訪れた


そして歩く足を止めてロイドが口を開く

「‥お前は‥‥

お前は初めてだったのか？」



「え？‥あーと‥そうだね
でも子供達にはキスなんてしょっちゅうしてたしっ…初めてつーか、子供以外はロイドが初めてになるのかなぁ〜なんてっ…
あっ!‥でも考えてみたらその後に、レオにめちゃめちゃ激しい接吻攻め受けてたんだったっ──あはっ…すっかし忘れてたやっ」



一気にまくし立て、笑うアルをロイドは突然、狭い路地裏に引っ張り込んだ！







「──んん!?っ‥ﾑｩ…



なにｯ‥ﾝ‥‥っ‥

‥‥ﾛｲｯ‥ﾝ‥‥っ

‥ちょ…ﾝ‥──っ」


／／／／／／…っ…!?


覆いかぶさる唇を離す度にアルの口から発される言葉をロイドは繰り返し激しいキスで塞ぐ

壁に押し付けたアルの後頭部をぶつけないようにロイドはしっかりと自分の手で庇いアルを抱きしめていた