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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第39章 十九章 ロイドの苦悶
──…っ…これは…
‥‥‥‥やばいっ///
昨夜、スタンレー家に泊まったロイドは朝ごはんの支度に取り掛かっている子供達に頼まれて、部屋までアルを起こしにきていた‥
.。o○.。o○.。o○.。o○
『ねぇロイド、アタシ達朝ごはん作るからアルを起こして来てほしいの。
アルって朝弱いから中々、自分で起きれないのよね』
『俺が起こすのか!?』
『そうよ!だってロイドしか手が空いてないんだもの‥‥お願いねっ』
S女ユリアはキッチンで小さめの腰掛けをお立ち台がわりにし、タマゴをボールに割りながらロイドにお願いした
そして、うろたえるロイドを尻目に口端でひそかにほくそ笑む‥
そう、ユリアはアルがいつもどういう姿で寝ているか知っていたのだ
‥寝ている女の子を起こすなんて──っ…しかも、自分が惚れてる相手‥
やっぱりやばいだろっ!?
ロイドはそう思い、ティム達に助けを求め視線を流したが──
『オイラ達も手が放せないからロイ兄ちゃん頼む!
中々、起きない時はタックルするといいぞっ!』
無情な答えが返ってきた
かくしてロイドはアルの部屋で窮地に立たされる事になったのである