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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎


―コンコン!

「おい、ティム!マーク!!準備出来てるか?」


―カチャ!


「ロイ兄ちゃんおはよう!」

「お兄ちゃんおはようございますっ」


ティムの後にマークが続いて元気よく挨拶する。
最近ロイドは朝、仕事に行く時にティム達と出勤するのが日課になっていた

ちびっ子達を馬に乗せ城への街並みを眺めながら歩く…


「今日はお前達、給料日だろ? よかったな!
ルイスがお前ら頑張ってるから多めに出すようなこと言ってたぞ」


「ほんとに?
じゃあ、アルの誕生日までに間に合うかな!?
うしっ、もっともっと仕事かんばるぞっ」


「ああ、お前らが頑張ってくれるおかげで俺も助かるよ!!」


ロイドはそういいながら前に並んで座らせた二人の頭を撫でた


「お兄ちゃんはアルに何プレゼントするか決めた?」


マークが問いかける。


「俺か?.....あいつが欲しい物ってお前ら知ってるか?」


ロイドは反対に聞き返す


「うん..アルは今まで物を欲しがることってなかったから...兄ちゃんの方が解るんじゃないか?年頃の女が欲しがる物って!?」


「////お前、結構ませたこというな....とりあえず考えてみるよ」


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